4つの急須の蓋、お預かり

器の漆つぎ*chiho

2011年04月30日 09:52

朝晩がまだ冷え込むGWとなりました。
我が家はほぼいつもと変わらぬ仕事の平日ウィークになりそうです。
GW内かそのちょっと後、お返しできそうな器が出てきています。
またご紹介します。


ここ何日か、なんだかバタバタしており、ブログの更新が遅れてしまいました。

先日、ブログを見てご連絡いただいた方より、4つの急須の蓋をお預かりしました。
ひとつは、複雑に割れていますが、可能な限りご自分で破片を収集して、テープどめしていただけました。
 


あと3つは、磁器・陶器ですが、割れ方がスパンといってるので、わりとスムーズにつくのではないかと思います。

 



 



 


なんだか蓋だけ割っちゃうのよね~というお話でしたが、ほんとに急須の蓋の修繕のご依頼は、多いです!
蓋だけ割れてしまって、本体は使えるのに、と、すごく惜しい気持ちでそのまま食器棚の奥に仕舞っていらっしゃる方が多いのでは、と思います。

同時に、家庭での和み時間の象徴でもある、身近な日ごろづかいの急須。
それぞれに使い勝手や、お茶の味や、好みや、結構なじみというものが大きいものだと思います。

それを修繕させていただけるのは、すごく私のしたいことに近いので、ありがたい限りです!


漆の勉強の段階も、もう一段階、上のことを始めることにしました。
漆を調整する段階から、自分でやってみます。
人によっては、無駄な作業、と言われることもあるようですが、漆の事を理解する、自分で自分の修繕に必要とする漆を、気候や状態に合わせて調整する、というのは、最終的に必要になってくることです。
教えてくれる人もいなければ、入門書もないし、しばらく暗中模索ではありますが、頑張りたいと思います。

器を預けてくださったり、待っていてくださる方々すべてが、私に励ましをくださっています。
ありがとうございます。

がんばりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

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