こんにちは。
うちの玄関のマスコット、フクタローからご挨拶ですっ。
実は睡眠中らしいです。夜行性ですからね。
フクタローは、鹿児島市天文館の、琉球の器のお店、
ラ・ジュア(
地図)にて、なんとタダでいただきました。
こじんまりと気さくな畳の一間で、手ごろな日ごろづかいから、がんばれば買えるお値段、でも長く使いたい!と惚れてしまうすばらしい器まで、すぐ手にとれるところに置いてあります。
お店は、靴を脱いで、畳に上がります。
そして、奥の掃き出し窓から、まるで誰かのおうちのように、自然の風が吹きぬけます。
何度行っても、好きな場所です。
天文館に、あり続けてほしい。
ラ・ジュアに主人と行ったとき、かわいくて気になってしょうがなかった、店の奥にちょこんと座っていたフクタローを頂きました。
「なんだかね、私も一目ぼれして仕入れてしまったの。でもなんだか、売れないし、ここにいても、なんだかね。きっと、若い人の家のほうがいいんじゃないかしら。もし気に入ったら、おうちに連れて帰っていただけないかしら?」
紙袋に入ったフクタローが手渡されました。とてもうれしかった!!!
そんなこんなで、うちのマスコット、フクタローです。
お越しの際は、ぜひご覧くださいね♪
今日は、お天気も良く、あったかい土曜日。
さっそく全部の器を一度通って、ムロをお掃除、乾燥中です。
濡れ布巾などなども、お日様の力を浴びて、日光消毒中。
今日も、朝から一人でコーヒーを入れて、ちっちゃなオレオをかじって、作業です。
でも、コーヒーはやっぱり主人のほうが、上手にいれます・・・。
ひとりで飲む、自分でいれたコーヒーは、イマイチ・・・。
今日の作業は、ひとことでいうなら、
「すべては、もう一歩のところで効いてくる!」です。
今、もうちょっと、あと一歩、の器が今、いくつかあります。
どれも、一度仕上げようとして、もちょっと、と、漆を塗り足して、再度試みる感じ。
常々考えてはいるつもりなのですが、何度も単純に漆を塗り重ねているときより、仕上げのときに、「その過程でいかに気を配ったか」が、効いてきます。
つまり、あせって厚く塗ってしまったり、回数を稼ごうとすると、必ず手戻りがやってきます。
仕上げの道具や素材の使い方も、やればやるほど、本来の使い方や、工夫が身に付きます。
まだ技術が向上する段階、まだまだだなぁという思いもありつつ、その階段をのぼろうと、やる気です。
主人も、仕事柄、いろいろと工具を使うのですが、分野がちがっても、基本的な工具の使い方が共通してるので、いろんなことに応用できるようです。
主人が言うには、「職人の道具は、一回二回使ったぐらいでは、筋肉痛にならないようにできている」んだそうです。
つまり、ちゃんとした使い方をすれば、体を壊したりムリをせずに、楽に作業ができるようにできている。体も慣れるようにできている。だから、道具を上手に使って楽をできるようになれば、いっちょまえなんじゃないの?だそうです。
ほぅ・・・。
固いものや重いものを加工するために道具があるわけで、体重のかけ方でも、力のちょっとした方向でも、人にかかる負担や、出来上がりのよさはずいぶん違ってくるようで、その道具の使い方が、プロと素人の仕事を決めるようです。
仕上げの工程は、それを実感させられること多々です。
先日、できあがった「漆つぎ修行中」のフライヤーというか、名刺を、近所のカフェのオーナーさんが預かってくださいました。
お気に入りにも入れさせていただいた、
nico cafe様です。
コーヒーもランチもおいしく、とくにケーキや、お持ち帰りOKなクッキーを、安心素材を使ってガスオーブンで丁寧に作られているので、近所にあってとてもありがたいお店です。
また、消しゴムハンコを作られるので、雑貨類もとてもかわいくて、オススメですよ♪
nico cafe 通信 (←nico cafe様のブログです)
私は、クッキーだけを買いによることもあります。(そして結局おしゃべりさせていただいてます・・・)
実は、出西焼のコーヒーカップと、ミルクピッチャーは、ここのnico cafe様からお預かりしています。
出西焼のほうのホツレは結構深かったので、あと2歩!
今日の作業でも、ちょっと手戻りがありつつ、仕上げを考慮して、あと2歩!
亀の歩みですが、きれいに仕上げてお渡ししたいです!
<今日の作業>
デンマークの器
あと2歩がたくさん、気長作業もたくさん。
そんな感じです。
隣の柿の木と、うちの島ミカンの木が、たわわな土曜の晴れのおひるです。