厚手青磁の飯椀のワレ~漆のち?
器の漆つぎ*chiho 1979年生まれ、鹿児島市出身。鹿児島市谷山在住。 【ご挨拶:器の漆つぎ、修行中。】→★(click!) ●修繕完了品の一覧は、こちら→★(click!)からどうぞ! <連絡先メールアドレス>urushitsugi☆gmail.com(☆部分を@マークに書き換えて送信ください。) |
2010年09月30日
陶芸作家さんである、友達のお父様の作品ですが、割れてしまいました・・・。

漆つぎを知るずいぶん前に割れてしまったものの、捨てるのはもったいなく、とっておいたのが、幸い。
これは破片3つ+極小破片+本体+ホツレいくつか、という割れ方をしているので、破片をつないで部品を作ったりしながら、ホツレを埋めつつ、並行してすすめます。
今日は、部品づくり2回目。
前回、4~5日前にトライした部品は、仮止めがよくなかったようで、うまくつながりませんでした。
今回は、漆を入れる部位をかなり限定して、長期戦を覚悟しました。
これはまた、もとからのニュウがとてもきれいな青磁だけに、捲きで上品に仕上げたい一品です。
ありがちな金でも、クールな色の金かなぁと思ったり。
きれいな青磁の色にあわせて、仕上げもマットでなく軽く磨きをかけてみるのがいいかな、それは仕上がりを見て考えようと思ってます。
ここで考えるのが、「飯椀」ということです。
器には、当然用途があり。
飯椀に盛られたご飯がおいしく見えなきゃ意味がありません。
きっと陶芸作家さんたちは、そこを考えてフォルムや色や手触りや作っていると思うので、そこに手を加える修繕をする以上、なんだか責任を感じるし、そこまで視野に入れてつくろいたいのです。
口にして安心な素材だけを使って、もともとの意匠を損なわない新しい意匠を加える。
結構難しいものですが、考えがいがあります。
2人揃いでいただいたこの器、夫と揃いで使うようになり、割れてからは、割れていないほうも食器棚の奥にしまってあり・・・。
うまく継げたら、無傷と継ぎもの、また新しい2つの器が増えるような再会になりそうで、楽しみです♪

漆つぎを知るずいぶん前に割れてしまったものの、捨てるのはもったいなく、とっておいたのが、幸い。
これは破片3つ+極小破片+本体+ホツレいくつか、という割れ方をしているので、破片をつないで部品を作ったりしながら、ホツレを埋めつつ、並行してすすめます。
今日は、部品づくり2回目。
前回、4~5日前にトライした部品は、仮止めがよくなかったようで、うまくつながりませんでした。
今回は、漆を入れる部位をかなり限定して、長期戦を覚悟しました。
これはまた、もとからのニュウがとてもきれいな青磁だけに、捲きで上品に仕上げたい一品です。
ありがちな金でも、クールな色の金かなぁと思ったり。
きれいな青磁の色にあわせて、仕上げもマットでなく軽く磨きをかけてみるのがいいかな、それは仕上がりを見て考えようと思ってます。
ここで考えるのが、「飯椀」ということです。
器には、当然用途があり。
飯椀に盛られたご飯がおいしく見えなきゃ意味がありません。
きっと陶芸作家さんたちは、そこを考えてフォルムや色や手触りや作っていると思うので、そこに手を加える修繕をする以上、なんだか責任を感じるし、そこまで視野に入れてつくろいたいのです。
口にして安心な素材だけを使って、もともとの意匠を損なわない新しい意匠を加える。
結構難しいものですが、考えがいがあります。
2人揃いでいただいたこの器、夫と揃いで使うようになり、割れてからは、割れていないほうも食器棚の奥にしまってあり・・・。
うまく継げたら、無傷と継ぎもの、また新しい2つの器が増えるような再会になりそうで、楽しみです♪